【チュニジア】フレンチコロニアルとイスラム文化が融合した首都チュニス

チュニジア
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こんにちは。前回のカイルアン編から少し時間が空いてしまいましたが、今回からはいよいよチュニジア旅行も終盤の首都チュニスの様子をお届けします。

前回のカイルアンの散策はこちら↓

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カイルアンからチュニスへ移動

カイルアンからチュニスへ戻るこの日は、旅も終盤で、疲れが出てきた頃なので、ホテルで朝食をとった後、お部屋でゆっくり過ごし、11時頃チェックアウトし、ルアージュステーションへ。

カイルアンからチュニスは、今回のチュニジア旅行で何度もお世話になってきたルアージュで移動。ルアージュの料金は、14.600TNDでした。

11:30頃出発し、約2時間後の13:30頃にチュニスのルアージュステーションへ到着。1週間ぶりに無事チュニスに戻ってきました!

ルアージュステーションからホテルまでは、約2kmあり、歩けなくはないけれど、ちょっと遠いのでタクシーで行くことに。ルアージュステーション周辺のタクシーはぼったくりが多いそうで、声をかけてきたドライバーもメーターではなく、相場より高めの料金を提示してきた(金額忘れた)ので、お断りして、配車アプリBoltでタクシーを呼びました(料金3.600TND)。

マジェスティックホテル(Majestic Hotel)にチェックイン

チュニジア初日に宿泊したホテル・カールトンでもよかったんですが、夜の騒音が気になるので、今回は、場所を変えてパリス通り沿いのマジェスティックホテルにしました。

チュニスのメインストトリート、ハビブ・ブルギバ通りやメディナまで少し距離はありますが、徒歩圏内。フレンチコロニアルな歴史的な建築がよき。

ホテル・カールトンもそうでしたが、マジェスティック・ホテルも入口はこじんまりとしていて、よく見てないと見落としてしまいそうな感じ。チェックイン時にチュニスのツーリストTAXとして10TND(3泊分)を徴収されました。

マジェスティックホテルのお部屋

チェックイン後、お部屋はすでに用意されていて、すぐに案内してもらえました。

マジェスティックホテルのスタンダードルーム

ツインベッドルーム。

家具や調度品もフレンチテイストのアンティークなもので年季が入っていて、半世紀前にタイムスリップしたような気分。

入口のドア

ドアも年季が入っていますが、カードキー対応しています。建物もインテリアも古いけど、今回チュニジアで私が宿泊したホテルの中で唯一暖房完備していたのでありがたい。

チュニジアの冬は、底冷えするほど厳しい寒さではないですが、暖房がないと夜はつらいので、冬に訪れる方は、暖房の有無をチェックした方がよいかも。

バスルーム

バスルームも広々していて、大きめのバスタブあり、水圧も問題なし。

バスルーム

ドライヤーも完備。古いホテルは、新しいホテルに比べて部屋を間取りが広めな(傾向がある?)ので、その点はよいかと。

マジェスティックホテルのレストラン

普段ホテルのレストランはあまり利用しませんが、出かけるのが面倒になってしまい、ホテルのレストランとバーを1回ずつ利用してみました。

レストラン&バーフロアのエレベーターホール
レストラン&バーフロア

マジェスティックホテルには、2階にレストランとバーがあります。写真左がバーの入口、右がレストラン(朝食もレストランにて)

バーでは、ビールやワイン、その他アルコール類が充実。チュニジアビールCeltiaを注文。お通しにオリーブとポップコーンがついてきました。

フライドタパスを注文すると、チーズフライとフレンチフライ。

別の日にレストランにも行ってみました。メニューは、コースしかなさそうでしたが、バーのフードメニューも頼めました。こちらは、フィッシュ&チップス。パンは無料でついてきました。

フードメニューは、残念ながら微妙で、、、お酒を飲みにバーに行くくらいがちょうどよいかも。ちなみに朝食も残念な感じでした。朝食はホテル・カールトンの方が断然よい。

ただ、スタッフの人たちはフレンドリーな人が多くて、気持ちよく食事できました。

今回はAgodaで直前予約で、3泊朝食込みで4735THB(1泊1578THB)でした。

チュニスの街並み

チュニスは19世紀後半から20世紀半ばまでのフランス領時代に建てられた建造物が多く残っていて、メディナを除く新市街エリアは、フレンチコロニアルの街並みが広がっています。

チュニスに残るアールヌーボな建築物

フランス領時代の面影があちこちに残っていて、街歩きが楽しい。ただトラムが街中を走っていて、特に境界線もなく、突然後ろからトラムがやってくることもあるので、歩く時は注意が必要・・・。うっかりよそ見していると轢かれそうになります。

ハビブ・ブルギバ通りにあるI♡Tunisのモニュメント

年末年始のホリデーシーズンということもあり、大通りは観光客で賑わっていました。テロ警戒なのか警察(軍隊?)車両も多くて、ちょっと物々しさも感じられたけど、至って平和な雰囲気。(ただ、人通りの少ない裏通りは、ちょっと暗い雰囲気のところもあったので、一人で歩くのはあまりおすすめしません)

ハビブ・ブルギバ通り沿いにはオープンエアーのカフェも多く点在してました。

ハビブ・ ブルギバ通りの時計塔

近代的な高層ビルやウォールアートもあり、新旧・色々な文化がミックスされていて、面白さがありました。

チュニスのショッピングモール&物価は?

ショッピングモールがあったので、入ってみるとネコ発見。タイだとセブンの入口で昼寝するセブン犬はよく見るけれど、モール内で寛ぐネコや犬はさすがに見たことがなかったので、ちょっとびっくり。笑

チュニジアにもヨーロッパ系のファストファッションは進出しているようで、お馴染みのブランドもいくつか見かけました。

お土産購入がてらスーパーマーケットに入ってみることに。ちなみにチュニスにはフレンチ系のスーパーマーケットMonoplixやCarrefourがありました。

ヨーグルトコーナー

チュニジアは乳製品が充実していて、ヨーグルトは、小さいものだと1個0.400TND(約4.6バーツ、約18円)とかで激安。タイよりも安い。

パスタコーナー

パスタ類も500g入りで0.430TND〜(約5バーツ、20円)と今までみたことのない安さ。チュニジアでパスタ1皿を頼むと2〜3人分かと思うくらいの大盛りサイズが出てくるのも、この値段なら納得。ロシアのウクライナ侵攻で一時期小麦の値段が高騰していたけど、チュニジアには影響はなかったのだろうか・・・とふと思ってしまいました。

チュニジアのお土産

こちらはチュニジアでの購入品。参考までに価格(2022年12月)は、

チュニジア産アーモンド(340g):5.300TND(約62バーツ、240円)

チュニジア産エクストラバージンオリーブオイル250ml:6.400TND (約75バーツ、290円)

ハリッサ(唐辛子ペースト):0.675TND(約7.9バーツ、45円)

ポテトチップス:3.670THD(約43バーツ、165円)

チュニス・カルタゴ空港の免税店で販売していたチュニジア産ワイン

空港の免税店で4.5ユーロのチュニジアワインを発見。その他にもチュニジアワインは10〜20ユーロ程度のものがたくさんありました。残念ながら街中でお酒を販売しているところは見つけられなかったですが、お土産にチュニジアワインを買うなら空港でもお手頃価格なのでおすすめです。

街中で見つけたカラフルなスリッポン。23.990TND(約1000円)程度でこんな可愛い靴が買えるようです。夏によさそうですね。

チュニスのレストラン

チュニスは、観光客向けっぽいレストランかファストフード店っぽいお店が多い印象。雰囲気のよさなら、ハビブ・ ブルギバ通り沿いのカフェレストランが英語メニューもあり、よさそうでした。今回は、観光客でも入りやすくて、味もまあまあだったレストラン2店舗を紹介します。

カフェ・シアター(Café Theater)

一つ目は、ハビブ・ ブルギバ通り沿いにあるチュニス市立劇場に併設されたカフェ・シアター。

テラス席と店内席があり、私はテラス席へ。

メニューは、ピザやパスタ、メインのグリル料理など欧風メニューが中心。私は、シーフードリゾットとオレンジジュースを注文(チップ込みで25TND)。

えび、イカ、ムール貝がたっぷり入っていて、万人受けする味付けで食べやすかったです。ただ量はかなり多めで食べきれなかった・・・

食べ終えた頃、視線を感じて、振り返ると、忍足で近づいてくる小さなお客様が・・・。

ぬーーん。おこぼれを預かろうと近づいてきたのかしら・・・

なんだ、この愛らしい顔。

テーブルの上に飛び乗ってきて、上目遣いでもの欲しそうにしながら、食べられるものがないとわかると、飛び降りてどこかに消えていきました。

Le Petit Tunis

お次は、ランチで立ち寄った「Le Petit Tunis」。チュニス大聖堂の裏手に佇む小さな食堂。

メニューはそれほど多くないですが、パスタ、クスクス、肉や魚のグリルなど典型的なチュニジア料理が一通り揃っていました。

近くで働くサラリーマンにも人気のようで、ランチ時は、次から次へと地元の人たちが入ってきてすぐに満席になりました。

こちらではシーフードスパゲッティとオレンジーナ(缶ジュース)を注文(17TND)。

お通しにバゲット、ハリッサ(唐辛子のペースト)、豆のスープがついてきました。ちなみにスープはびっくりするくらい味がなかった。隣の席の人が塩をふってたので、自分で味付けを調節する方式なのかも。。。

やっぱり、2〜3人前はありそうな大盛りの量で、食べても食べても減らない。半分も食べきれなかったような気がします。チュニジアのレストランはチュニスに限らず、どこのお店も量が多い。味はチュニジア料理レストランで出てくるスタンダードなスパゲッティの味。近くの席の人が頼んでたクスクスが美味しそうでした。

チュニスは中心部だけなら歩いてみて回れるコンパクトな街。コロニアルな街並みを眺めながら散策したり、カフェでお茶したりして、のんびり過ごすのにちょうどよいと思いました。

次回は世界遺産に登録されているチュニス旧市街(メディナ)をご紹介します。

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