【ルアンパバーン】美しいターコイズブルーに輝く「クアンシーの滝」に行ってみた

ラオス
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こんにちは。さて、今回はルアンパバーンの観光のメッカ「クアンシーの滝(Kuang Si Waterfalls)」の観光について、観光が再開した2022年の現状をご紹介。個人的にはルアンパバーンで訪れた観光スポットでは一番印象的でした。

前回の記事はこちら。

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クアンシーの滝とは

クアンシーの滝は、ルアンパバーン市街地から南に約29kmの山間部にあるラオスで最も美しいとされる滝。石灰岩地形が織りなすターコイズ色の美しい水を湛えた景観は目を見張るものがあります。地元の人にも外国人観光客にも人気の一大観光地。雰囲気的にはタイのエラワンの滝に似ています。

営業時間:8:00AM〜5:00PM

入場料金:25,000Kip ※2022年10月現在

場所:ルアンパバーン市街地から車で40〜50分

ベストシーズン:乾季(11月〜4月) オフシーズン:雨季(7月〜10月)

私が訪れた10月は雨季ですが、運良く雨には見舞われず観光日和でした。雨が降るとトレイルはドロドロで滑りやすくなるので、危険度が増します。一部のトレイルは雨季は閉鎖されているようでした。大雨の後は、滝の水も濁ってしまうようなので、雨季に訪れる際は事前に宿の人やすでに滝を訪れた観光客の人に様子を確認してみるとよいかも。

クアンシーの滝の行き方

クアンシーの滝への行き方は、①トゥクトゥクチャーター ②乗合のミニバン(往復の送迎のみ) ③タクシー(車)チャーター ④ガイド付きツアー、パクオー洞窟や近隣の村へ訪れる1日ツアーなど ⑤レンタルバイクの主に5つ。一番快適なのはプライベートカーのチャーターですが、その分料金は上がります。グループで行くにはよいかも。トゥクトゥクは交渉が必要となるので面倒。交渉不要で一番安く行けるのが②の乗合のミニバン。と言うことで、今回私は乗合のミニバンを選択。

ツアーやミニバンの予約は、宿泊先や街中に点在しているツアー会社であればどこでも扱っています。私は前日市内散策している時に通りかかったHuy Minh Travelというツアーデスクに聞いたところ70,000Kipとのことだったので申し込みました。後から気づきましたが、ベトナム系の旅行会社でした。宿泊した宿といい、今回はベトナム系に縁がある。

場所は、ルアンパバーンのメインストリート、シーサワンウォン通りのMINISOの左隣。

コロナ前に書かれている様々なブログを見る限り、Kipでの値段はだいぶ上がっていますが、為替やインフレの影響かと思います。

表に出ている案内では9:30、11:30、13:30出発(所要時間:4.5時間)が載っていましたが、私が行った時は11:30のみしか運行してない?と言われたのでそれにしました。ホテル名を伝えるとホテルまでのピックアップあり。帰りは、ナイトマーケットある交差点手前で降ろされました。

クアンシーの滝に向けていざ出発!

当日、ホテルで待っていると予定時間の5分前、11:25にピックアップのバンが到着。1人だけ先客がいました。この後市内をぐるぐる回って同乗者をピックアップ。はいいのですが、、、次の1組をピックアップした後、もう1組が見つからず(ドライバーが場所をわかっていないのか、お客さんが約束の場所にいないのか)、あちこちのカフェを行ったり来たりで20分ほど時間ロス。

何はともあれ、最後の1組を無事拾って、12時前にクアンシーの滝に向けて出発。市街地を抜けると緑豊かな田舎道がすぐに広がります。10歳にもみたないような子供がノーヘルでバイクを乗り回してて、まだまだこの辺りは交通規制は緩いのか・・・タイでも田舎に行くと子供がバイクに乗ってる姿は見ますが、バンコクでは見ないですね。

道中の写真はありませんが(特に目新しい光景はない)、くねくねの山道を走ること40分ほどでクアンシーの滝に到着です。

ちなみには帰り道は峠を越えるところでルアンパバーンの街並みを一望できるスポットがあるので、ぜひ気にかけて見てください(たぶんドライバーさんが教えてくれます)。

Beco
Beco

クロアチアのドブロブニクの空港から市内に向かう道中で突如オレンジの屋根の旧市街が見えてきた風景をなぜか思い出しました。ヨーロッパのアドリア海に面した世界遺産の街と東南アジアの内陸の世界遺産の街、、、どちらもオレンジ屋根の水辺に面した小さな街並み。全く場所も景観も違うけど、どこか似ている不思議。

ルアンパバーン山奥の観光地「クアンシーの滝」

クアンシーの滝は観光地として整備されていて、駐車場も完備。駐車場周辺には食堂や土産物屋も完備。ミニバンで訪れる人は、自分が乗ってきた車のナンバープレートの写真をお忘れなく(同じような車が何台も停まっているのでわからなくなる)。

車を降りる時にドライバーさんに帰りの集合時間(滞在時間:約2.5時間)を告げられ、いざ滝観光!まずはチケットを購入します。

クアンシーの滝のチケット売り場

チケット売り場は新しく、想像以上にキレイで整備されている。外国人料金は25,000Kip(約50THB、200円)。タイのカンチャナブリーのエラワンの滝は確か5、6年前で300THB位したような気がするので、だいぶお手頃。

チケット購入後は、クアンシーの滝の入口まで行く電動カートに乗り込みます。電動カートで数分山道を上って行くと、土産物屋や食堂が両脇に軒を連ねた通りの手前の駐車場に到着。

電動カートで到着した駐車場
両脇にお店が連ねてます

賑やかな通りを抜けるといよいよクワンシーの滝の入口へ。入口はバーコードをかざして入る自動ゲート(機能してなかったけど)になっていました。

クアンシーの滝のトレイル

入口を入ったところにあったマップでまず全体を確認。

クアンシーの滝マップ

今回私は、[YOU ARE HERE]のところから滝に沿って作られたForest & Wildlife Discovery Trail(オレンジの矢印)で滝を眺めながら散策し、その後滝の源泉を見て4の滝のビューポイントまで戻ってくるWalking Trail(ピンクの矢印)をハイキングしました。

クアンシーの滝のトレイル

トレイル入口では、すでに涼しげな水の音が聞こえてきます。

クマの保護施設

滝の手前にはアジアクロクマ(ツキノワグマ)の保護施設があり、森の中でのんびり過ごすクマさんたちを眺めることができます。

私が訪れた時、数頭見ることができましたが、みんなお休み中Zzzzz….

さて、時間も限られているのでもう少し見ていたい気もしますが、滝観光へ行きましょう。

ターコイズカラーに輝くクアンシーの滝壺

クマの保護施設を後に少し歩くと、ターコイズカラーに輝く美しい水が湛えた天然プールが現れます。

雨季なので、もっと濁った水を想像してましたが、この通り、ミルキーカラーの美しい水。

何箇所か滝の水が流れ込んだ天然のプールがあり、遊泳できるようになっています。遊泳可能なところには看板が出ています。試しに足を浸けてみると、想像以上に冷たい・・・。念のため水着を着てきたけど、あまりの冷たさに泳ぐのは断念しました。

幾重にも連なるカスケードは、まさに天然のアート。見ているだけで癒されます。

クアンシーの滝の横にあるカフェ

トレイルを進んでいくと、滝の見える絶好の場所にカフェがありました。もし時間に余裕があればこちらのカフェで滝を見ながらのんびりするのもよいかも。

私は、時間が限られているので次へ進みます。

このように遊歩道が設置されていて、滝壺の上を歩いたり、迫力満点のクアンシーの滝を正面から眺めることができます。上の写真の人が渋滞している遊歩道から見た滝がこちら↓

水飛沫が飛んできて、迫力満点!マイナスイオンたっぷりでとっても気持ちいい。

エラワンの滝と比べると公園全体の規模はひと回り小さな感じだけど、この滝は素晴らしい。

ここは撮影スポットにもなっていて、多くの旅行者で賑わっていました。ただ人が多すぎてちょっと疲れます。

クアンシーの滝の水源地へ

メインの観光スポットは↑の滝で、多くの観光客はここまでで引き返すようでした。

ここからさらに上の滝の水源地までのハイキングトレイルがあるので、登ってみることに。

最初はこのような階段でしたが、すぐに山道へ。滑りやすいので足元注意。

途中には、視界が開ける展望スポットがあり、周辺の山々を一望できます。

この階段は散策用なのか不明ですが、水が流れ出してて歩けそうにはありませんでした。乾季なら大丈夫かも。

滝の上流から見た景色。下から見た滝の方が迫力も美しさも段違い。

山道を15〜20分ほど登っていくと、水源地へ到着。想像以上に広く水辺の公園が広がっていました。

公園のように整備された滝の水源地周辺

ピクニックエリアもあり、コロナ前は結構人がたくさん訪れていたのかもしれませんが、私が訪れた時はそれほど混み合っておらず、秘境のような雰囲気が漂っていました。

滝の水源でバンブーボートに乗ってみた

流れの緩やかな小川の奥の方を見てみると、なにやらボートに乗っている人たちの姿を発見!

人がいる方へ近づいてみると、こんな案内が。滝の水源(約200m先)へ行くバンブーボート10,000Kip/1人。

ちょうどタイミングよくボートが戻ってきていて、待っている人も5−6人だったので、私も並んでみたところ、運良くすぐに乗ることができました!ラッキー!

流れがないので、ボート漕ぎはかなりの力仕事

観光客向けに簡単な英語を話す船頭のティットゥマさん(名前はうろ覚え)。私も含め7人+船頭さんの総勢8名が小さなボートに乗り込みます。足元には水が浸水してきていて(え?!)、ちょうどハイキングで汗をかいたところだったので、足を浸すことができ、クールダウンにちょうどよかったです。スニーカーで行く場合は、靴を脱いで乗った方が安全です。

バンブーボートからの眺め

小さな滝があちこちにあり、船頭さんが漕ぐボートで15分ほど進むと行き止まり。

こちらがボートでたどり着ける最深部。「ボートを降りて泳いでもいいよ」と言われましたが、誰1人泳ぐ人おらず。。。笑

泳ぐには水が冷たすぎる。案内板にはボートで冷えたドリンクありますって書いていたけど、どうやらなさそうでした(同乗していた人がビールある?って聞いていたけど、なかったです。もしかしたらボート乗り場前の小さな小屋で前は売ってたのかも)

そんなこんなで往復20〜30分のバンブーボート・ライド。ハイキング後のちょうどよい休憩になりました。もう少しここでのんびりしたいところですが、時間には限りがございます。帰りの集合時間が迫ってきているので、下山しましょう。

いつからか下りの方が膝に負担がかかるお年頃。乗合バスとボートがたまたま同じだったカップルはスタスタと下っていきましたが、私は滑って転びそうなので一歩一歩亀さん並みのスピードで下りました。麓に着いた頃には膝がカクカクして笑ってましたよ?←

駐車場まで歩いて帰るつもりでしたが、途中で通りかかった電動カードが拾ってくれて、集合時間の25分前に到着。お昼ご飯がまだだったので、駐車場の周辺にある食堂に入り、遅めのランチ。

手っ取り早くカオソーイ(トマトベースのスープにミンチの肉味噌が乗った麺料理)をいただきました。カオソーイはどこで食べてもハズレがないのではなかろうか・・・。

サクッと食べた後は集合時間までまだ10分ほどあったので、ぶらぶらしようと思ったら、クラクションを鳴らされ、振り返ると私が乗ってきたバンが待っていて、なんと私以外全員集合してました。みなさん10分前行動で驚きました。ドライバーさんに「コンタイ(タイ人)?」って聞かれ、「コンイープンカー(日本人や)!」って答えたら、帰りの道中、知っている日本語をちょいちょい挟んできて、あーコロナ前は日本人観光客もたくさん来てたんだなーって改めて感じました。

日本語といっても簡単な単語のみで、野良犬がいたら「犬!おいしい!」って言ってきて、苦笑いしてたらその反応を見て楽しんでるのか、隣のタイ人観光客に「俺、今日本語で犬、おいしいって言ってやったぜー。犬食べないけどな。ガハハ」って楽しそうに話してて、小学生かよ!無邪気な人だなぁと思いました。

ということで、話がそれましたが、クワンシーの滝はプチハイキングが楽しめるルアンパバーン近郊のおすすめスポットです。

ちなみに乗合のツアーバンの場合、帰りは各ホテルには下ろしてくれず、ナイトマーケット(シーサワンウォン通りとキサラート通りの交差点)の手前で解散でした。この辺り↓

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