こんにちは。ラオスの首都ヴィエンチャン。世界一何もない首都という不名誉な称号を与えられていますが、実際のところどうなんだろう・・・。
ということで、長らくタイに住んでいながら、まだ未開の地だったヴィエンチャンへ2泊3日で出かけてきました。
ヴィエンチャン・ワッタイ空港から市内
バンコクからヴィエンチャンへは、飛行機で約1時間。ドンムアン(Air Asia)、スワンナプーム(Thai Airways, Lao Airlines)ともに便があります。
ヴィエンチャンの空港は、まあまあ新しくて綺麗ですが、なんともこじんまりとした空港でした。
空港から市内へはエアポートバスも出ていて、片道40,000Kip(約65バーツ、275円)とお手頃価格ですが・・・なにせ1〜2時間に1本程度の頻度なので、なかなか使い勝手がよろしくない。
ということで、今回私はラオスの配車アプリ「Loca」を利用。クレジットカードも利用可能で、使い方もGrabやUberなど一般的な配車アプリと変わりません。
ドイラバーがつかまると、ドライバーの名前、レート(⭐️)、プレートナンバー、車種、車体カラー、車の写真などの情報が見られます。最初に大体の金額も表示され、最終的におりる時に確定します。
目的地は空港から5kmほどの場所で、最終金額が77,971kip(約125バーツ、530円)ほど。Grabと同じくらいの相場感。
内訳は基本料、距離、乗車時間、保険、手数料が入ってるようです。市内から空港へ向かった時は、約4kmで約69,700kipでした。
午後14時過ぎにヴィエンチャンに到着し、ホテル着いたのは15時過ぎ。空港と市内が近くて便利。
ヴィエンチャンの観光スポット
ヴィエンチャンの観光スポットはネットで調べる限り、それほどなさそうなので、今回はのんびり過ごすのが最大の目的。その中でいくつか私が訪れた場所をご紹介。
パトゥーサイ(Patuxay)〜ヴィエンチャンといえばここ!
ヴィエンチャンの観光スポットで最初に上がってくるのが、おそらくここパトゥーサイ(ビクトリーモニュメント)。
ヴィエンチャンの凱旋門。
フランスからラオスの独立を記念して1957年に建設が開始され、途中情勢悪化や洪水で中止されたものの1968年に完成。最上階にある5つの塔は、世界の平和共存の5原則を象徴しているそう(パトゥーサイ内のパネル資料より)。
パトゥーサイの周りは公園になっていて、北東側には噴水があります。撮影スポットとして賑わってました。
周辺をぐるっと見た後は、せっかくなので、塔に上ってみることに。
門の中の天井には、ラオス様式のカラフルなレリーフ。
建物内側の西側の角にチケット売り場があります。入場料は外国人30,000Kip(2024年2月現在)。チケットを購入後、横の階段から上へ行くことができます。
途中の階(3、4階あたりだったか)には、パトゥーサイの歴史やラオスの観光名所、ラオスの民族などを紹介する展示フロアがありました。
真新しくて、まだ絶賛改築中?でソフトオープンな雰囲気。そのうち、もう少し内容が充実してくるのかも。
展示フロアの上が屋上。4方向に入口があり、外のテラスに出ることができます。
ラオスの寺院のような建築様式。
パトゥーサイから真っ直ぐに伸びるラーンサーン通り。突き当たりは、ラオス国家主席府があります。
反対側は、噴水のある公園が見えます。
こちらは首相官邸。宮殿みたいな立派な建物ですね。
まだまだこれから発展していくんだろうけど、こうしてみると、ヴィエンチャンには高い建物はほとんどない。
屋上の螺旋階段をあがっていくと中央の塔の最上階にもアクセスできます。窓枠にはこのようなブッダをモチーフにした金網が張られており、ここからもヴィエンチャンの景色を一望できます。
ただ、テラスからの景色の方が遮るものがなくてよい。
ラオス国家主席府前から見たラーンサーン通り。奥にはパトゥーサイが見えます。パリのシャンゼリゼ通りっぽく見えなくもない。
フランスの植民地時代に都市計画されたものなのか、独立後にできた道路なのかは定かではないけれど、こんなところにもフランスの面影があったなんて・・・
散策の途中にタート・ダム(That Dam)
お次は、ヴィエンチャンの市街地中心部の円形交差点風になった広場の真ん中に突如現れるタート・ダム。
塔の周りは小さな公園のようになっていて、ベンチもあります。野良ワンコの憩いの場所のようでした。仏塔なのか、何かのモニュメントなのかは謎ですが・・・。
この周辺には、雰囲気の良さげなカフェやレストランがいくつかあり、のんびりランチにはよさそう。
あえて訪れるというよりは、散策の途中の通過スポット(ランドマーク?)みたいな位置付けかも。
メコン川でサンセット鑑賞&ナイトマーケット
夕方、晴れていればメコン川沿いでサンセット鑑賞がおすすめ。
中心部からも程近い、メコン川沿いのチャオ・アヌウォン公園は、夕方からナイトマーケットが開催されます。
衣類やアクセサリー、靴などのお店のほか、飲食店もありました。
広大な広場は、夕方になると地元の人や観光客で賑わい、特にサンセットを見に来ている人が多かった。
この広場から川までは少し距離があり、下に降りて少し歩く必要あり。
土に覆われたエリアはなにやら開発中のようでした。
メコン川は穏やか・・・対岸はタイ(ノーンカーイ)です。
メコン川に静かに沈みゆく夕陽は心が洗われる。
20分ほどサンセット鑑賞して戻ります。
すると・・・
ポニーが現れました!!ロックオンされて、もしかして突進してくる??!!
一瞬焦ったけど、意外とおとなしくて大丈夫だった。びっくりしたーー!
メコン川のほとりまで行く場合は、未舗装のエリアを歩くので、足元は土まみれになります。雨季だとドロドロになってしまうかもなので、ビーサンとか洗えるものがよいかも。
マイナー寺院だけどキラキラなワット・インペン(Wat Inpeng)
ヴィエンチャンには、金色の眩いタート・ルアンをはじめ、有名寺院がいくつかあります。
こちらのワット・インペンはたまたま通りすがった寺院。
緑とゴールドでキラキラの美しい本堂。
にもかかわらず、日中の一番暑い時間帯だったからか、誰もおらず。
仏像が祀られた白い祠。太陽が燦々と降り注ぎ、まばゆい。境内はきれいに整備されています。
特別な信仰心はないけれど、なんだか心が穏やかになる、ほっこりできる場所でした。
ヴィエンチャンの街角散策
こちらはラーンサーン通り沿いにあった、JDB銀行。ラオスの銀行のよう。どことなくバンコク銀行を彷彿とさせるロゴ(私だけ?)。その奥にはマルハン(Maruhan)が。ラオスにパチンコ屋?と思い、調べてみたら、マルハンが2013年にマルハンジャパン銀行ラオスを開業したそう。
へぇーー。海外で日本を知った瞬間。
ホーチミンとかベトナムの都市を彷彿とさせる中華資本っぽい近代ビル。
ショッピングモールに入ってみた。新しくてきれいだけど、なんとなくガランとした雰囲気。(ラオスの魅力はここではない)
市街地にはスタバもありました。
ヴィエンチャンの街に馴染む落ち着いた雰囲気で素敵です。
ラオスの郵便ポスト。かわいい。
ヴィエンチャンは、フランス植民地時代の面影を残す建物、伝統的な仏教寺院、中国資本であろう近代的な、ドでかいビルなど新旧さまざまな文化が入り混じっていて、でもそれが不思議と調和した街でした。たいして見どころはないのは確かだけど、なんか落ち着く。
ずっと生活するには不便そうだけど、ご飯も美味しいし、ビールも安いし、1週間くらいのんびりしたり、ワーケーションで滞在するにはよさそう。また来たくなる不思議な魅力がありました。
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