こんにちは。
お家で自己隔離生活を始めて19日目。
本来ならタイでは今日からソンクラーンの大型連休が始まるはずでしたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、祝日が延期(日程は未定)という異例の発令が行われました。
いつもならどこかへ旅立っていたであろうソンクラーン休暇。
もちろん今年は自宅で過ごすことになります。
ということで、過去のソンクラーン時期にバンコクから訪れた旅行を振り返ってみようと思います。
因みに2015年はバンコク各所でソンクラーンに参戦、2016年はソンクラーン中は出勤し、ソンクラーン後に休暇を取って日本一時帰国、そして2017年はタイのリペ島へ。
今回は2018年のソンクラーン休暇(4/13〜4/18)で訪れたマレーシアのプルフンティアン島の回想記です。
プルフンティアン島(Pulau Perhentian)って?
いつかは訪れてみたかったプルフンティアン島(ペルフンティアン島)。
2018年の4月に満を持して訪れることができました!
プルフンティアン島と聞いてすぐにわかったあなた。かなりのマレーシア通もしくはビーチ通ですね。
プルフンティアン島は、マレー半島東海岸のトレガンヌ州クアラ・ブスッ(Kuala Besut)の沖合い20kmほどの場所に浮かぶ島で、主に東側のビッグアイランド(ブサール島)と西側のスモールアイランド(クチル島)からなっています。
ブサール島は、落ち着いた雰囲気でリゾートホテルもあるので、ファミリーや静かに過ごしたい人向け。クチル島は、夜はビーチでパーティナイトを楽しめるらしくバックパッカーや欧米人の若者に人気のよう。
今回私は静かに過ごしたかったのでブサール島に滞在しました。
プルフンティアン島から20kmほど南東には、リゾートアイランドとして有名なレダン島があります。
プルフンティアン島(マレー半島東側)のシーズンは3月〜10月。11月〜2月はモンスーンシーズンにあたり、海が荒れるので島のホテルやレストランの多くがクローズとなるので、訪れる時期は重要です。
ソンクラーンの時期はちょうどシーズン中でバンコクからの旅行先としてもオススメなのです。
長かった!クアラルンプールからプルフンティアン島までの道のり
プルフンティアン島へは、国内線を利用すればサクッと行けます。
①クアラルンプールから国内線でコタバル空港(約1時間)
②コタバル空港からタクシーまたはバスでクアラ・ブスッ(1時間前後)
③クアラ・ブスッの桟橋からスピードボードでプルフンティアン島(30〜45分 ※島のエリアにより異なる)
今回私は夕方の便でバンコクからクアラルンプールへ飛び、夜行バスでクアラ・ブスッへ行き、翌日の午前中には島へ到着という計画だったのですが、プチトラブルが発生し、着いたのは翌日の夜となってしまいました。
夕方クアラルンプール空港に到着して、その足でTBSバスターミナルへ移動し(直行バスがあります)、チケットを買おうとしたらクアラ・ブスッ行きは満席。近郊のトレガンヌ行きも満席(同じバスかも)
詰んだ・・・。マレーシアはソンクラーン関係ないし、バスは予約しなくても大丈夫だろうと勝手に思ってて予約しなかったんだ。予約するべきだったと激しく後悔するも時すでに遅し。泣
仕方なく、翌日のAM9:30 KL発のチケットを購入しました。
もちろんホテルも予約してなかったので、急遽近くのホテルを検索し、KLに1泊することに(涙)
事前にネットで調べた情報だとプルフンティアン島行きのボートの最終は17:00。KLからクアラ・ブスッまでの所要時間は7〜8時間とのことなので、心配なのは最終ボートに乗れるかどうか。
宿泊先に確認したところ、17:00を過ぎてもボートはチャーター(RM500〜で遅くなればなるほど値段が上がる)ができて、他にも乗客がいれば、その人数で頭割りになるとのこと。
クアラルンプールからクアラ・ブスッまでは途中お昼休憩を入れて約7.5時間。17:00頃にクアラ・ブスッのバスターミナルに到着。
バスターミナルには、タクシーの運転手だかボートの客引きだかよくわからない人がいて、その人に聞いてみると、まだボートはあるとのことでホッと安心。桟橋まではタクシーでRM10。オーストラリア人カップルと相乗りで割り勘しました。
クアラ・ブスッのバスターミナルと桟橋(Jetty)は、徒歩だと10分ほどだったので帰りは歩きました。
最終ボートに間に合わなかったらどうしようってかなり焦ったけど、どうやらバスの到着時間に合わせてるぽかったです(未確認ですが)。バスターミナルでも桟橋でも結構待って、最終的に桟橋を出発したのは18:00過ぎてたし、島に着いたのはもう暗かったので19:00回ってたかと。
潮の流れにもよると思いますが、ボートはかなり跳ねて、座ってても体が浮いて、中々のアトラクションぶり。帽子を被っていると飛びそうになるので要注意です。
ボートは往復でRM70(2018年4月現在)で、復路(通常は8:00, 12:00, 16:00)はオープンチケットなので宿泊先で日時を予約してもらって下さい。
因みにクアラ・ブスッとクアラルンプール間のバスは複数社あって、1日数便あります。
最新の時刻表は、webサイトか現地でご確認を。
復路は、プルフンティアン島8:00発のボートで9:00発のバスに乗車。時間的には結構ギリギリでした。
結論として、クアラルンプールからプルフンティアン島にバス+ボートで行くのは1日がかりなので、時間のある人以外はおすすめしません。ただ、マレーシアの長距離バスは、2席:1席の横3席の配列のバスが多くて、広くて快適な上、リーズナブルなので私は結構好きです。
プルフンティアン島の魅力は海そのもの!
夜行バスに乗れなかったので、丸1日無駄にしてしまい、移動で終わった2日目。島に着いた時間も遅く、真っ暗で何もすることがないので、近くのレストランで夕食だけ食べて2日目はそのまま就寝。
翌朝起きて外に出てみるとビックリ!目の前にはエメラルドグリーンの透き通る海。
なんでしょう。ピースフルな空気が流れるこの島は。本当にきてよかった。
ボートの数もかなり少なくて、美しい景色を独り占めしながら、のんびりと何もしない贅沢を味わえます。
比較的広めのビーチ。ここの桟橋は私が見た中では一番立派だったと思います。
私は基本的にビーチでゴロゴロしたり、暑くなったらたまに泳ぐくらいで十分満足できるのですが、ここプルフンティアン島は、ダイビングやシュノーケリングも人気です。ダイビングセンターや宿で気軽に参加できるので、アクティブに遊びたい人はぜひ参加してみて下さい。
因みにプルフンティアン島で開発が行われているのは一部の海岸沿いのみで、島の内陸は未開のジャングル。そのため、島のあちこちに点在するビーチへ行くには、ボートタクシーが欠かせません。
桟橋も漁船もカラフルで可愛らしい。
途中砂浜が途切れて、岩場しかないところはコンクリートの橋がありましたが、その先は崩れてしまったのか未完成なのか、こんな感じの竹を組んだ心もとない足場で繋がれてました。
もともと観光客はそれほど多くないものの、ここまでくるとほぼ誰もいません。プライベート・ビーチ状態。
このビーチに数時間滞在して見かけた人は、数人程度で、たまにボートが通り過ぎるくらい。
青い空、青い海、穏やかに流れる時間。まさにプライスレス。
プルフンティアン島の宿泊先
プルフンティアン島には、リゾートホテルの他にもゲストハウスやシャレータイプの宿があり、
ブサール島の宿泊施設は、島の西側と南側に集中しています。
今回私が滞在したのは島の西側に面した『スハイラ・パレス(Suhaila Palace)』。
Googleマップに出てくる「海を見渡す飾り気のないホテル」。まさに言い得てて笑ってしまった。
アゴダで予約してエアコン付の個室で3泊でRM795(1泊あたりRM265)。これにマレーシアのツーリスト・タックスRM30(1泊あたりRM10)も合わせてチェックイン時に現金で払いました。おそらくクレジットカードが使える場所はかなり限られているので現金は多めに持っていった方がよいと思います。
外観は↑のような感じ。宿の前にビーチはなく、海岸ギリギリのところに立っています。
私が泊まったのは2階の部屋で、部屋から出ると通路があり、部屋の前にはベンチがあります。上記の写真のように大きなバルコニーがあって、景色がよくて開放感がありました。ただ日中は暑すぎて長居はできません。
目の前にはクチル島が見えます。
スハイラ・パレスにはレストランはありませんが、周辺にいくつかレストランがあります。1階には、売店があって、レセプションも兼用してます。
wifiは、1階の売店周辺はかろうじて使えるくらいなので、期待はしない方がよさそうです。
デジタル・デトックスには最適!
プルフンティアン・ブサール島のサンセット
私が泊まったスハイラ・パレスは西側に面していて、クチル島の奥に沈むサンセットを眺められます。
2泊目のサンセット。やや雲がかかってて哀愁漂う。
雲は多いけれど、太陽が沈んだ後、ピンク色に染まる空と海。この時間が一番好き。
3泊目のサンセット。この日は雲もあまりかかってなくてキレイな夕日でした。
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2019年4月現在、こうやってブログを書きながら改めて思うのは、
行きたい場所に行きたい時に行って、好きなように過ごせる自由がいかに尊いものなのか。
ほんの数ヶ月前には想像すらできなかった。
再び私たちが自由に世界を旅することができる日はくるのでしょうか。
今は、その日を夢見ながら、過去の写真を見ながら空想旅行をするのが、ささやかな楽しみとなっています。
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