【チェンライ】トレッキングで山岳民族村を訪ねる

タイ北部
タイ北部

こんにちは。

今回はチェンライで参加した日帰りトレッキングツアーのお話。チェンライとミャンマーの国境沿いの山岳エリアには、少数民族が多く暮らしていて、各集落を訪れたり、ホームステイをすることができます。ホームステイは、ちょっとワイルドそうなので、今回は日帰りでチェンライの山奥を歩いてきました。

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日帰りトレッキングツアーの概要

今回利用したツアーは、Klookで見つけた「チェンライトレッキングツアー」。

日帰りトレッキングツアーの大まかな流れ
  • 9:00
    ホテルピックアップ

    予約の時にホテル名を入力しておくと朝ホテルまでスタッフが迎えにきてくれます。ツアー会社でソンテウ(2台を座席に改造したトラック)に乗り換えて出発。

  • 9:40
    ローカルマーケットで食材購入

    ランチに使用する食材を購入するために途中でマーケットに立ち寄り。

  • 10:30
    トレッキング出発地点(Phasoet)

    トレッキングの出発地点には小さな食堂があり、ここでトイレを済ませていざ、トレッキングスタート!

  • 12:15
    ランチ休憩@リス族の村

    途中休憩を挟みつつ、2時間弱のトレッキングでリス族の村到着。クッキングbyガイドさん&リス族のお母さん

  • 14:30
    トレッキング再開

    2時間たっぷり休憩して午後のトレッキング。途中中華系の民族村やお茶畑を通過。

  • 15:15
    滝(Huai Kaeo waterfall)到着

    このツアーの目玉の一つ、滝に到着!トレッキングで疲れた体をリフレッシュ。汗をかいた後のクールダウンにうてっつけ!

  • 15:45
    トレッキング再開

    最終地点に向けてトレッキング再開

  • 16:30
    トレッキング最終地点到着

    少数民族が暮らす村で地元でつくったローカル酒(米焼酎)やお茶をいただき、休憩

  • 17:30
    温泉(Phasoet Hot Spa)

    車でトレッキングのスタート地点まで戻り、温泉へ。

  • 18:00
    ホテルへ向けて出発

    ツアーの後は、ツアー参加者を一人一人のホテルまで送り届けてくれます

国際色豊かなツアーメンバー

今回参加したツアーの参加者は、アメリカ人1人、イギリス人1人、ポーランド人2人、レバノン人1人、私の6人+タイ人ガイド1人でした。ナースや医者、5年くらいずっと旅してる人などみなさん面白いバックグラウンドをお持ちでした。

9:00ピックアップでしたが、途中で参加者を拾ったり、マーケットで食材調達をしたりして、実際にスタート地点(チェンライ市街地から車で30分ほどのところ)に到着したのは、10時過ぎ。トレッキングスタート地点は、温泉施設のあるこの辺り↓

10:30トレッキングスタート。全行程10kmほどの道のりだそう。

早速焼き畑の跡がありました。PM2.5の原因の一つにもなってるやつかしら・・・。タイ北部は、バンコクにまして空気汚染がひどく、この日も天気はよいものの視界はあまりよくなく、霞がかってました。自然の中に行けば空気が澄んでてきれいということはなかった。。。残念。

焼き畑の間を少し登っていくと、いよいよジャングル突入です。ガイドさんからここからは虫除け対策した方がよいとのことで、みんなで一斉に虫除けスプレータイム。

ジャングルに入ってすぐ、岩の隙間から水が流れていて、結構な勾配をずんずん登っていきます。運動不足の体にはまあまあ堪える山登り。20代後半のレバノン人は、ビール片手にタバコを吸いながらひょうひょうと登山していて、マジでビビる。こちとら普通に登ってても息切れしてるのに。もし私がお酒なんて飲みながら登ろうものなら途中で息絶えてるか転んでるに違いない・・・

トレッキングの途中でガイドさんがおもむろに竹を切って何かを作りはじめた。

なんと即席セルフィースティック。

竹に切り込みを入れて、そこにスマホを挟みます。ちょっと心許なさは否めないけど、ないならあるもので作ってしまえというクリエイティブな感じ、嫌いじゃない。

起伏の激しい山を一気に登ってると途中で貧血気味になって、うっかりギブアップしようかとも思う瞬間もしばしば。ところどころで山の中の植物など色々説明してくれたけど、息を整えるのに必死であまり覚えてなかったり。

地元の人がお祈りをする祠もありました。

休憩を数回挟んで、トレッキング開始から1時間半を過ぎた頃ようやく視界がひらけてきました。

リス族(Lisu)の村

民家が立ち並ぶあたりが、リス族の村。こちらでランチ休憩です。

ローカルクッキング&ランチ休憩

竹で作ったカップでティータイム

リス族の村に着くと、一軒の民家に案内されました。小さな部屋とその奥にテラスあり。テラスからの眺めはよく、山風が心地よい。

テラスからの眺め
人懐っこいネコ

ちなみのこのお家は、ホームステイできるようで、この部屋に布団を敷いて、宿泊できるそう。

ローカルクッキング

居間では、リス族の人とガイドさんが私たちのランチを作ってくれました。このツアー、以前は山の中で火をおこしてジャングルクッキングをしてたらしいけど、山での焚き火が禁止になったので、今回はお家の中でクッキングなのだそう。

1時間以上時間をかけて作ってくれて、出来上がった料理がこちら。

左から、ご飯、スープ、筍の根?とピーマンの炒め物、筍の炒め物、豚肉と野菜の炒め物、茹でインゲン、チキンと豚肉の炙り焼き。

こちらは竹に卵を流し入れて蒸し焼きにした卵焼き。

どれも家庭の味で美味しかったです。筍の根?(もやしのような見た目)の炒め物と筍料理、ガイヤーン(チキン)が特に美味しかったです。ちなみに味の決め手はMSGです!笑

食事をしていると食べ物の匂いにつられて、このお家の犬やネコたちが、おこぼれをあずかりにひっきりなしにやってくる。なんとか食べさせないようにしたものの、1匹の猫がスキをついて残ってたチキンの骨を食べちゃった・・・・大丈夫なのか・・・・と思いつつ、食べちゃったものは仕方ない。

そんなこんなで、たっぷり2時間ほど休憩(お昼寝してる人もいたくらい)。こんなに休憩が長いとは思わなかったけど、英気を養うことができました。

午後のトレッキングに出発する際にリス族の人が竹で作ったカップを私たちにプレゼントしてくれました。鎌のようなナイフで器用に縁を切り抜く姿はもはや職人芸。

リス族にもらった竹製カップ。カップのフチが鼻に当たらないようにするため、くりぬき部分を上にして飲む

物に溢れ、なんでも簡単に手に入る現代に生きてると忘れがちだけど、人間って本来は身の回りあるものを工夫して活用しながら暮らしてきたんですよね。

リス族の人とあまり交流する時間はなかったけど、足るを知るってこういうことだなと実感できました。

茶畑とか、中国人村とか

トレッキングを再開し、最初に通りかかったのは中国系の民族の村。途中茶畑もありました。

茶畑
野花が咲く山間

天気がよくて汗ばむ陽気。この辺りは視界も開け、斜面に野花が一面に咲いていて、歩いていて気持ち良い。

斜面を登り、疲れが出てきた頃、水の流れる音が聞こえてきた・・・

滝(Huai Kaeo waterfall)で水浴び

リス族の村を発ち、40〜50分歩いた後、Huai Kaeo waterfallに到着!

Huai Kaeo waterfall

水着に着替えて滝壺に入ると、思いの外、水が冷たくて、泳ぐ気にはなれなかったけど、汗だくだった体をクールダウンするにはうってつけ。

ツアー参加者みんなで水浴びしてたら、レバノン人青年が突如やんちゃぶりを発揮して水をかけてくる。思わず、アメリカ人女性が、「私は子供じゃないんだから!やめんかい!」とツッコミ。体感的にはソンクラーンで氷水をぶっかけられるくらいの寒さ。

ということで、長時間は寒くて水に浸かっていられませんでしたが、マイナスイオンたっぷりの滝はとっても気持ちよかったです。

トレッキングの後のお楽しみ

しばし滝で水浴びした後、ゴールを目指してトレッキング再開。

途中、バナナの花やキャッサバの木、大麻などガイドさんに説明してもらいながら歩くこと30分ほどでまたしても視界の開けた山の尾根にでました。

しばし写真撮影タイム。ここでは別のグループが吹き矢だか竹とんぼだかを飛ばして遊んでました。

トレッキングもいよいよ終盤。この斜面を下りていくと、ゴール地点の村に到着。村の人が米焼酎(ウイスキー?)みたいな蒸留酒やお茶をふるまってくれました。ガイドさんが朝、「ハッピードリンクを味わえるよー」と言ってたのは、どうやらこのお酒のことらしい(大麻でも入ってるのかと思ったけど違った)。

疲れていたこともあり酔いが回りそうだったので、私はひと口だけでやめましたが、レバノン人青年はグビグビ飲んで何度もおかわり。タバコを吸い、ビールを飲みながらトレッキングした後、さらに焼酎まで、、、まじでこの人のスタミナ化け物。

ちなみにアラブ人にとって「タバコは文化だ」だそうです。ここでは書けませんが、この人かなりクセが強く、いろんな意味で破天荒。世界にはいろんな人がいるなと思いました(←語彙力)。

20分ほど休憩した後、迎えの車に乗って、スタート地点に戻り、ホットスパ施設へ。

温泉の源泉

源泉はかなり高温そうで、硫黄の匂いが充満。この施設では、入浴できる個室やプールらしきものもありましたが、私たちが着いたのは営業時間終了の17:00をまわっていた(予定より1時間以上、時間がおしてた)ので、使えたのは足湯のみ。イギリス人青年は台湾に住んでいたようで、温泉にも馴染みがあるそう。日本の温泉とか文化、中国やアジアの歴史なんかもよく知っていて、このグループでは一番感覚が近い気がしました。

足湯を楽しんだ後は、ホテルまで送迎してもらい終了。帰りのソンテウでも事故りそうになって急ブレーキ踏まれて吹っ飛びそうになったり(お家に帰るまでが遠足です!が身に沁みた)、燃えるような真っ赤な大きな夕焼けが見られたりといろんな意味で記憶に残る1日となりました。

今回利用した「Klook」は、ホテルや交通機関(長距離バスなど)の他、現地ツアーや観光施設の入場券なども予約できる旅行系App。意外と便利でお得な料金のものもあるので、旅行前にとりあえずチェックしてみるのもよいかも。初めてKlookアプリを利用する場合は、プロモコード(BetterOnApp)で5%OFFになります。

Klook.com

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