こんにちは。今回はトズールに到着した翌日のお話。チュニジアに着いてから2日間移動続きで、まだ本格的な観光ができていませんが、3日目のこの日からようやくチュニジア観光を楽しめました!
この日は、特に急ぐ用事もないので、のんびり起きて8時過ぎに朝食へ。宿泊しているResidence l’Ouedの朝食はチュニジアのシンプルな朝食(パン、茹で卵、デーツ、コーヒーor紅茶)。朝食の後は、トズールの街に繰り出してみることに。
トズールではオアシスの入口?には、ところどころにこのような門がありました。トズールの建築物はこのような黄土色の日干しレンガで独特な模様が施されていて美しい。
朝は人もまばらで静かです。
トズール名物の観光馬車。パッカッパカと音を立てながら通り過ぎていく様子はなんとも雰囲気があります。
Dar Cherait Museumでチュニジアの伝統鑑賞
まずはトズールの街の西側にあるダール・シャリーテ博物館へ。
博物館周辺にはツアーバスが何台も停まっており、団体ツアー客がたくさん溢れてました。トズールは現地の人にも人気の観光地のようです。
入口の階段を上って、その先を進むと開けた中庭に出ます。ここにはカフェもあり、誰でも自由に入れるようになってました。Dar Cherait Museumは3つのギャラリーに分かれていて、それぞれの入場料が10TND。どれがいいかわからずチケット売り場のスタッフにおすすめしてもらったチュニジアの伝統的な生活様式や衣装、美術品などが展示されている博物館を見学することに。
各ギャラリーの前にはスタッフがいて、チケットを見せて中に入れてもらいます。
入ってすぐのところには豪華な調度品、その先に陶器などがずらりと並んでました。
少し進むとこちらのマネキンの人たちのエリアには人感センサーが設置されており、伝統的な太鼓の音頭が流れてきました。
先に進むと太陽の光が差し込む噴水のある中庭があり、中庭を囲むように部屋が配置されています。各部屋はさまざまなテーマの展示がありました。
こちらはチュニジアの昔の人たち(貴族?)の伝統的な暮らしぶり。チェスをプレイ中のようです。壁のタイル装飾が美しい。
見渡す限りキラキラしていて眩い。
キッチンにはさまざまなツボや調理器具が並んでいます。スパイスたっぷりの伝統料理が作られていたのでしょうか。
伝統衣装の部屋。華やかな衣装が多く、チュニジア内でも地域によってデザインやアクセサリーなどの特色が異なり、興味深かったです。
こちらは花嫁と友人たち(ブライズメイドかしら)。まさにアラビアンナイトの世界観。
天井ドームの透かし彫りの装飾が見事!イスラム芸術って本当に芸が細かく美しい。タイル装飾は、スペイン・マグレブ様式と呼ばれる模様が使用されているそう。
こちらはハマム。脱衣所やバスタブもありました。いつかハマムも体験してみたい。
マネキンのある部屋は基本的にセンサー付きで、人が入ると音楽やコーランの音読など流れる仕組みになってました。
別の建物に移ると絵画が並ぶギャラリーがありました。
カーペットや陶器の柄のようにも見えます。
巨大な陶器もありました。いったいどのくらいの重さがあるのでしょう・・・。30分ほどでサラッと見て回りましたが、チュニジアの伝統や芸術に興味があるならおすすめのスポット。
トズールオアシス国際フェスティバル
トズールに着いてから知ったのですが、私がトズールに滞在してた時、ちょうどトズールオアシス国際フェスティバル(4日間)が開催中でした。クリスマスらしさは全くなかったですが、チュニジアでも、この時期はホリデーシーズンらしいです。(だから、バスも満席、ホテルも予約がとりにくかったのか・・・)
街中では、伝統衣装に身を包んだ男性が装飾した馬に乗って通り過ぎていく姿を何度も見かけました。
皆さん、愛想がよくカメラを向けるとポーズをとってくれました。そしてイケメン多数!笑
こちらはパレードの様子。一般の人もパレードについて行進したり。トズール滞在中、メインストリートで何度かこうしたパレードも見かけ、とっても賑やかでした!ちなみにドーズでも同じ時期にオアシスフェスティバルを開催してるそう。ドーズは毎年同じ(伝統的な?)プログラムだけど、トズールは、毎年いろんな国からバンドを招待しているから、毎年違って面白いんだ!とトズール出身のガイドが誇らしげに教えてくれました。
タメルザと砂漠キャンプのツアー探し
さてさて、博物館鑑賞の後は、本日の本題、タメルザ観光と砂漠キャンプのツアーを探すこと。まず最初に訪れたのが、Googleマップで見つけて口コミ評価のよかったTunisie Rêvesというオペレーター。
オフィスの前に料金表が出ててわかりやすい。ただオフィスに人が不在。残念だなと思ってたら、奥の方からおじさんが出てきて、この写真にあるSamiという人に電話してくれました。Whatsupで連絡するように言われ、メッセージを送ったけど、すぐに返事はなかったので、別のところを訪れてみることに。
2軒目は、2日後までドライバーが空いてないとのことで却下。困ったなぁーと思いつつ、通りを歩いていると、3軒目「Asfar Deglet Nour」を発見。
恐る恐る入ると、陽気なおじちゃんが迎え入れてくれ、なんと英語も話せる!オフィスもこれまでのところに比べて比較的新しく明るい。(Googleマップには登録されてないけど、メインストリート沿いだし、旅行代理店の案内が出てるのでわかりやすいと思います。)
こんにちは。タメルザ渓谷に行きたいんですけど、ツアーはありますか。
ようこそ。グループツアーは残念ながらなくて、専用ガイドとドライバー手配になります。タメルザは今日がいいですか?これから(午後)でも行けますよ。
え、今日行けるんですか?明日でもよいけど、ちなみにドライバーとガイドでいくらですか?
シェビカ、タメルザ、ミデスの3カ所で180TNDです。英語ガイドとドライバー付きです。
(今までの中で最安!250までなら出そうと思ってたから即決)。180TNDですね。今日これからでも行けるんですか?では今日でお願いしますー!あと、サハラ(砂漠)でキャンプしたいんですけど、アレンジしてもらうこと可能ですか?クサールギレンに行きたいけど、難しければドーズ辺りでも大丈夫です。
では、タメルザは午後1時半に出発ね。砂漠キャンプは、ちょっと別のところに確認してみるからちょっと待ってくださいね。(どこかに電話した後)、今折り返し待ちだから、また連絡きたら教えるね。よかったらお茶飲みますか。
わーい、ありがとうございます。いただきます。ところで私、今日宿泊先を移動しなきゃいけなくて、チェックアウトの時間が迫っているので、チェックアウトして荷物移動した後、また1時頃戻ってきてよいですか?その時に砂漠の続きを教えてください。
だいぶ端折りましたが、ここで40〜50分滞在して、いろいろ観光情報を教えてもらいました。
もちろん!ごゆっくり。では、また午後にここに集合で。待ってます。
ということで、タメルザ観光は予期せず、本日午後行けることになりました!ラッキー!ちなみに、彼の名前はAymenさん。トズールで周辺の観光地やサハラ方面のツアーや車を探しているなら、一度相談に行ってみるとよいかもしれません。希望をちゃんと伝えれば、いろいろなアイデアを提案してくれるし、話しやすい人でサクサクと話が進み、私の場合は一気に予定が決められました。
トズール2泊目Residence Tozeur Elmédinaにチェックイン
急足で、宿泊してたResidence l’Ouedへチェックアウトしに戻り、その後のちょっと嫌な気分になった話は前回の通り。チェックアウト後は、本日宿泊予定のResidence Tozeur Elmédinaへ歩いて移動。
歩いて15分ほどで到着。12月とはいえ、日中は日差しがキツくジャケットを着てると暑いくらい。半袖でもいけるくらいの陽気な天候。
Residence Tozeur Elmédinaの入口には小さな看板が出ています。
住宅街の中にひっそりと佇む民家のような造りですが、中は入り組んでいていて結構広かったです。イスラムの建築って外からは内部の想像がつかないから不思議。レンガの立体的な模様が施された外壁が美しく、ここでもついつい見入ってしまいました。
門を入ると小さなポーチがあり、ドアの奥にレセプションがありました。レセプションスタッフの女性は、フレンドリーだけど付かず離れずの距離感が心地よかったです。チェックインをした後は、まずこのお家のオーナーなのか英語が話せるおじさんが3階(屋上)にある部屋に案内してくれ、「この部屋でよければ荷物を運んでくるよ」とわざわざ確認してくれて、OKした後、息を切らしながら私の重い荷物を3階まで運んでくれました。
屋上からは、周辺が見渡せ、おじさんが位置関係や見どころについて説明してくれ、時間があればメディナも案内してくれるとのことでしたが、この後、タメルザ観光の予定が入ってたので、丁重にお断り。日本にも行ったことがあるそうで、ひとしきり盛り上がり、小さなお土産(壺の形をした置物?)をいただきました。
後から見直したら、部屋の写真や中庭の写真など全く撮ってなかったみたい・・・・可愛らしい中庭があり、その四方を建物に囲まれている典型的なイスラム建築造り。3階の屋上にある私の部屋は、シングルベッドが2つと小さなバスルームがあるのみで、それほど広い部屋ではなかったですが、日当たりがよく、洗濯物もあっという間に乾きました!電気ヒーターもありましたが、なぜか電源が入らず(泣)、夜はちょっと寒かったです。
Agodaで直前に予約して朝食付きで157TND(47€、約6,600円)でした。ちなみにクレジットカード払いOKです。パン、クレープ、クッキー、ゆで卵、ヨーグルト、コーヒー、紅茶といったシンプルな朝食。私以外の宿泊客は、チュニジア人(もしくはアラビア語圏の人)ファミリーが大半のようでしたが、スタッフの方もいろいろと気にかけてくれて、居心地がよかったです。
さて、ちょっと脱線しましたが、チェックインした後は、午後のタメルザ観光の時間が迫ってきていたので、荷物を置いて、軽くランチを済ませて、先ほどの旅行代理店(Asfar Deglet Nour)に向かいます。
次回は、タメルザ半日観光(プライベートツアー)編です。お楽しみに。
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